得意先をマスタ登録する
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得意先がネットショップなどの通販会社だった場合、得意先倉庫へ納品するのではなく、購入ユーザーへ直送を依頼されるケースが多々あると思います。
但し、購入ユーザーが決済を“代引き”で行った場合は、直送時に代金を回収するスキームを組む必要があります。
具体的には、お客様が商品発送を委託している配送業者が代引き対応し、手数料引いた残金を得意先へ送金する流れを作る必要があります。
つまり、
①得意先がお客様へ注文を出す際、購入ユーザーから回収すべき金額を伝える
↓
②お客様が倉庫へ出荷指示を出す際、①の代引き金額を伝える
↓
③配送業者が購入ユーザーのところへ商品を届ける際、①の代引き金額を回収する
↓
④配送業者が①の代引き金額から所定の手数料を差し引いた代金を得意先へ振り込む
という流れを作る必要があります。
事前準備として
得意先が、お客様が委託している配送業者に対して、代引き対応依頼のための“利用登録”を行う必要があります。なお、“利用登録”は、一般的に「出荷場(お客様倉庫)」毎に行う必要があります。
具体的に、上記スキームを構築するために、得意先・配送業者・お客様が、どのような取り決めをする必要があるのかは弊社ではお答えし兼ねますので、お客様自身で配送業者等にご確認ください。
“利用登録”が済んだら
どの「出荷場(お客様倉庫)」から発送する商品であれば、代引き可能なのか、システムに登録します。
具体的には、得意先マスタの「代引き対応可能倉庫」という項目に登録が済んだ倉庫を指定します。
※得意先マスタに情報を持ち合わせることによって、利用登録がない倉庫に対して、代引き依頼がかからないようにシステム・チェックがかかるようにします。
得意先マスタの「代引き対応可能倉庫」への設定が完了したら
代引きの依頼をお客様経由で配送業者に伝えられるようになります。
受注伝票を起票する際、代引き金額を指定して項目があるので、そこに金額登録しておくことで、倉庫への出荷指示データに反映させることができます。
卸売サイトから得意先自身がオンライン注文する時にも金額の入力口が用意されてますので、そちらから情報を受け付けることができます。
(初級) 得意先をマスタ登録する (マスタ管理 > 得意先)
【メニュー】 マスタ管理 > 得意先
取引のある得意先をマスタ登録します。
登録の過程で、得意先とシステム上でアカウントを開設するための招待メールを送ります。
手順
①「得意先一覧」画面にある『得意先に招待メールを送る』をクリック
↓
②「得意先コード」と「得意先名(社名)」、「E-mailアドレス」を指定して
『得意先を招待する』をクリック
↓
③得意先へアカウント開設を促す招待メールが配信されます。
件名:株式会社●●●様から招待状が届いています 「仕入・販売・在庫管理セルフィー」
本文:株式会社●●●様から「仕入・販売・在庫管理セルフィー」への招待状が届いています。
下記からお手続き下さい。
≪リンク先URL≫
「仕入・販売・在庫管理セルフィー」にログインすると
株式会社●●●様の取り扱い商品がWeb上で検索・閲覧できるだけでなく、そこから発注をかけることもできます。
↓
④得意先編集画面に遷移するので、他の項目に必要事項を入力し『保存する』
↓
[完了]
「仕入・販売・在庫管理セルフィー」上で、得意先とアカウントを開設すると
様々なメリットがお客様のものになります。
- お客様の商品情報、在庫状況、卸値などの情報をリアルタイムに得意先に共有できます。
- 得意先がEC事業者の場合、販売ページ作成のための商品画像をダウンロード提供できます。
- 注文をオンラインで受付ることができます(FAXでの注文も受け付けられます)。
- 注文に対してのThanksメールが自動配信されます。
- 出荷したら送り状Noなどの発送情報伝えるメールをワンクリックで配信できます。
- 送料含めた正式な請求金額を伝えるメールをワンクリックで配信できます。
招待メールを得意先が処理したかを確認するには
招待メールを受け取った得意先が手続きを完了させないと、アカウントは開設されません。
得意先一覧にある「オンライン区分」が“オンライン可”になっているか確認して下さい。
招待した得意先が当システムの操作に関して課題を持った場合
弊社にて課題解決のためのサポートをいたしますので、カスタマーセンターをご活用いただくようご案内ください。
【tips】 得意先コードの採番ルールについて
【メニュー】 マスタ管理 > 得意先
得意先コードは、お客様で指定も出来ますが、特に希望がなければ、下記のルールで自動採番されます。
⇒6桁で構成。6桁目を「T」にして、あとの下5桁は連番
【tips】 取引条件について
【メニュー】 マスタ管理 > 得意先
①掛請求、②掛請求(都度)、③前受請求、の3つの中から選択します。
②掛請求(都度)とは
掛ではあるが、月1回の支払ではなく、複数回であったり、変則的である場合に選択します。
③前払いを選択すると
発注伝票を起票した時点で、支払データが生成され、「仕入・入金管理」の[一覧]出金伝票に情報が反映されます。