得意先毎に個別な情報を設定する
【メニュー】 セールス管理 > [一覧]在庫確保管理
「まだ提案中で注文もらえてないけど一定の注文が見込める…」
「受発注でやってるから1つ1つの注文は小口だけど、継続的に一定の受注が見込める…」
上記のようなケースは、BtoBの取引では“よくあること”だと思います。
その際、営業マンとしては、他社へ在庫が流れないよう社内調整をかけておかないと欠品を招き、得意先からの信頼を失墜してしまいます。
それを防ぐため、指定の得意先分として倉庫にある在庫を確保し、全体の「引当可能数」から差し引いておく役割を果たすのが、「セールス管理 > 在庫確保管理」機能です。
主に下記の情報を管理します。
- 確保の対象となる商品の情報
- 何個、確保するか
- いつまで、確保するか
設定した確保数を受注数が期間内に超過したら
受注伝票を起票する際、システム・チェックが働き、エラーとして返されます。
もし、超過した分の受注も受け入れたい場合は、「セールス管理 > 在庫確保管理」メニューにて、該当の設定を“無効”にして下さい。
在庫を確保したら
確保数分、その商品の「引当可能数」は減数されます。
商品マスタの各商品ページにある「在庫詳細」画面に表示されている「引当可能数 > 現在庫」の値をご確認ください。
(中級) 得意先毎に「下代」や「入数」を変更する (マスタ管理>商品)
【メニュー】 マスタ管理 > 商品
同じ商品でも得意先によって「下代」や「入数」を変更する、というのはBtoB取引の世界では当然のことです。
商品マスタの各商品ページに入ると、「得意先別価格」というタブがあるので、そこで管理することができます。
画面左下にある検索機能より、対象をソートかけて、行をチェックしてから「選択行を個別設定」ボタンをクリックして設定します。
標準の設定に戻したい時は、「選択行を標準設定にする」ボタンから処理できます。
(上級) 期間限定で、得意先毎に「下代」や「入数」を変更する (セールス管理>期間価格管理)
【メニュー】 セールス管理 > 期間価格管理
得意先毎に「下代」や「入数」を変更する方法はこちらで紹介しておりますが、ここでは、さらに一歩踏み込んで、期間限定で変更を行いたい時の実現方法です。
「期間限定で値引きし、大量注文を取りたい…」
上記のようなケースの管理を行うのが、「セールス管理 > 期間価格管理」になります。
主に下記の情報を管理します。
- 設定対象となる得意先の情報
- 設定対象となる商品の情報
- 「下代」、「入数」の情報
- いつまで設定するか
「商品マスタ > 得意先別価格」にも設定してる場合は
「セールス管理 > 期間価格管理」の設定内容が優先されます。
設定していた期間を経過したら設定は“無効”となります。